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イタリアソムリエ長期研修
研修生便り(3)
中川原 まゆみ さん
私の研修先は、バーニョ・ディ・ロマーニャという温泉地、人口1000人足らずの小さな山村にある“Ristorante Paolo Teverini”というリストランテです。イタリアのレストランガイドでも常にトップクラスの評価を得ているエレガントなお店です。 ちょうど暖かくなってきたところなので、今はみんなRIminiの海岸で遊んでいますが、本格的に暑くなると、標高500mのこの辺りに避難してくるそうです。 今でも充分忙しいのに7月からは定休日無しで営業するそうです。朝は店の掃除から始まり、サービスまですべてやってます。仕事はけっこう大変です。 リストに掲載されているワインの数は、信じられないほどの種類が有り、覚えるのは不可能です。おまけにメニューの名前は長いし、例えば、“Ravioli di Scorfano al vapore con asparagi selvatici e scaglie di parmigiano reggiano stravecchio”(かさごのラヴィオリに野生のアスパラと熟成パルミジャーノがかかっている)というメニューです。ドルチェまでこの始末です。覚えられません!! 毎日、プロフェッショナルソムリエGianluca氏から、ワインの事、アビナメント(ワインと食の組み合わせ)の事、遊びの事…など仕事の合間に教えてもらってます。彼はいろいろな大会で優勝したり、ワイン学校で教えたりもしています。また、休みの日にはよく一緒に食事に行き、いろいろの人を紹介してもらったり、試飲会に連れて行ってもらったり、カンティーナに行ったりしてます。 シェフのTeverini氏は、料理は勿論、ワインにも詳しく何でも答えてくれるので、解らなければすぐ彼等に聞きに行きます。最近ではあまりしつこいので“Oh! Pazza!!”と言われ、ちょっと嫌がられています、でも私はめげずに聞きたい事がある時にはいくけど。 イタリア人のマイペースに立ち向かうには、相当に神経が図太くないとやって行けません。調理場では毎日のように誰かキレていて、皿、海老、野菜、奇声…が空を飛びかい、まさしく修羅場です。それでも仲良く賄いを食べて笑っています。私もイタリア人と喧嘩できるようにイタリア語をもっと勉強しなくては…? こんなイタリアが私は好きです。
(2001年6月)
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