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FICTイタリア料理長期研修
研修生のいる風景(5)
「リストランテ アカーチェ」 セコンドシェフ 伊藤 延吉(FICT第3期生) 住所:東京都港区南青山 4-1-10 アルテカベルテプラザB-1 TEL:03-3478-0771 営業時間:夜 18時〜23時 (月曜定休)
“とにかくやってみたかった”という好奇心から第3期FICTイタリア料理研修に参加した伊藤さん。 その度胸ある行動力で常にチャンスを逃さず、今では25歳という若さで“リストランテ アカーチェ”のセコンドシェフを勤めるほどに成長しました。 もともと専門学校で、グラフィックデザインを勉強していた伊藤さん、卒業後にたまたま見つけたイタリア料理屋でバイトを始め、働いているうちにデザインで鍛えた創造性と、料理の中にある創造性に共通点を見出し、料理というものに惹かれて行くようになったのです。 もっと深く知りたいという思いが募り、イタリア行きを決意。イタリア料理について何もわからない状態だったので、本場でのイタリア料理との触合いは全てが感動の連続でした。若さと無知を武器に、怖いもの知らずで飛びこんだゆえに吸収できたことが沢山あったと言います。 イタリアでの修行先はベネツィア、ルッカと回り、ピエモンテ州のカサーレモンフェッラートにあるリストランテで丸1年働きました。厨房は、シェフと伊藤さんの2人だけで前菜からドルチェまで全てを任されたとか。 その貴重な体験が、今では伊藤さんの財産となっているそうです。 1年半のイタリア生活を終え日本に帰国。実際、帰国後のプランや就職先は何も決まっていなく、実家に帰りこれからどうしようかと考えていました。その時丁度、東京のアカーチェで人を探しているとの情報を得て、早速翌日に上京、アカーチェで働くことに。しかし始めはホールのみ、厨房には一切入れない日々が3ヶ月続き、後から入ってくる人に先を越されたりと悔しい思いもしました。 やっと厨房に入り、こつこつと2年半働いているうちに段々とシェフの信頼と評価を得て、先月セコンドシェフのポストが空くにあたり大抜擢! 「初めは無理だと思った、でもやるしかない」と強運を活かす持ち前の度胸と、それ以上の努力で奮闘中です。 アカーチェの厨房はスポーツみたいなもの、常に動いていないとだめな環境でシェフの信頼を得ないことには何も触らせてもらえないので、日々気を引き締めて仕事に臨んでいます。働き口のなかった伊藤さんを拾い、育ててくれた奥村シェフに少しでも恩を返したいと思っているとの事。 「将来の夢として、いつかは自分の店を出したいとは思うが、自分1人で成り立つものではないので、まずは自分が魅力のある人間になり、料理を通して自分を理解してくれる人に集まってもらいたい」 取材中に何度も、言葉で自分を表現するのが苦手だと言っていた伊藤さん、それでもはっきりと言ったのが、「コックは天職だと思う」料理は自分を表現するための最高の手段だと言います。「だから一度食べに来てください」 百聞は一食(?)にしかず。 今後とも期待し、注目していきたいと思わせてくれる伊藤さんでした。 |
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