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FICTイタリア料理長期研修
研修生のいる風景(2)
研修生報告第二回 「トラットリア・マドンナ」 シェフ 大井 則男(FICT第1期生) 住所:〒111-0032 東京都台東区浅草1-18-4 伊藤ビル1F TEL&FAX:03-5828-2007
「イタリアで生活したい」という強い思いから、イタリア研修に参加しました。 もちろん、料理、食材、調理法、地方性などを学びに来たということを念頭におきながら、短期間で出来るだけたくさんの「イタリア」を感じ取っていきたいと考えていました。研修に参加するまでの約10年間、日本のイタリア料理店にて経験を積みました。その過程で、あるとき自分の気持ちの中で「イタリア料理=仕事」という思いがとても強くなっていると感じました。 ちょうどその頃、勤務先のリストランテでイタリアから来日したコックが数ヶ月間働くこととなり、彼と生活をともにする機会を得ました。彼と出会ったことにより、彼の素朴な料理と、その料理に対する想いに触れ、あらためて「イタリア料理の基本」を見に行かなくてはいけないと決心しました。 イタリアでの最初の1ヶ月間半は、FICTイタリア料理研修・ロズミーニ校での授業、イタリア全土を巡る食材見学で、少しずつイタリアの地方性が見え始めました。その間、時間があるときには市場に行ったり、早朝からパン屋で手伝いをしたりと一つ一つの経験が、今では大きな糧となっています。その後のステージ先では、料理のことだけでなく、イタリアでの生活習慣など多くのことを学びました。中でも特に印象に残っている料理は、ロンバルディア州の山小屋で食べた“ブラサート”と“ポレンタ”。暖炉で、ゆっくりと煮上げた最高のポレンタは忘れることが出来ません。加えて、豚肉料理、ポルケッタやポルペッティ、そしてサラミ類など。研修期間中、仕事が終わった後、近くのバールで“アフェッタート・ミスト(サラミ類の盛り合わせ)”とビールを飲むことがとても楽しみだったことを思い出します。 1年間の研修終了後、約1ヶ月ほど南イタリアを電車で回りました。現地での魚介類の美味しさ、特にムール貝を使った料理が印象に残っています。日本に帰国し、現在は浅草のトラットリアで「イタリアの素朴なトラットリア」を目指して奮闘中。お客様に、私の「イタリア」を感じていただければ嬉しく思います。 |
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