お食事会報告
第56回 品川 ヴィア・パルテノペ 熊谷シェフ
テーマ「熊谷昌彦シェフのコテコテ・シチリアーノ」
平成19年11月13日


 11月倶楽部アピーチョお食事会の会場は、品川『ヴィア・パルテノペ』。日頃はナポリ料理をはじめとする南イタリア料理を楽しめることで人気のこちらのお店で、熊谷シェフが修行時代を過ごしたシチリアの郷土料理づくしのスペチャーレなコースを楽しませていただきました。
 食事のスタートはヒヨコ豆の粉をペースト状にして揚げたパネッレと、パレルモ風にラグサーノとトマトソースを練りこんだスキアッチャータから。冷たいアンティパストには、シチリアを代表する郷土料理のカポナータ。熊谷シェフはここにカカオを加え、色合いもコクも深めて仕上げます。エキゾチックな味わいのこの一品から、シチリアがアラブからの影響を受けていた歴史を再確認。ピスタチオをまぶして焼いた鮪にはトラーパニ風のサルサヴェルデ、酸味の利いたマタロッタソースをかけてサッパリと。ラグーサの郷土料理 豚肉のゼリー寄せzuzuでは、肉からでるゼラチン質が暑いシチリアでは溶けてしまうから冬の料理だった、というエピソードをご紹介いただきました。
 プリモピアットには鰯のうまみとウイキョウの香りがいっぱいのブカティーニ。セコンドピアットはトラーパニの地方料理である、魚介のクスクス。ワラサ、海老、イカ、ムール貝・・とともに、魚からとったブロードをクスクスにかけていただく海の味わいがいっぱいの料理に、参加者からは『初めての味』と感動の声もあがりました。ドルチェはシチリア郷土菓子、揚げた筒状の生地にリコッタチーズのクリームをたっぷりと詰めたカンノーリに、甘く煮た大麦を加えたビアンコマンジャーレ。            
 最初から最後まで、ラグーサ、パレルモ、トラーパニ・・と熊谷シェが出会ったシチリア各地の郷土料理で満載な、コテコテな一夜でありました。ひとつひとつの料理を提供するごとに忙しいなか厨房から顔を出していただき、普段我々がなかなか知ることのできないシチリア料理の魅力を、直接自分の言葉で紹介してくださった熊谷シェフへの拍手がなりやまなかったことは・・言うまでもありません!

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