お食事会報告
第44回 西麻布 レストラン ゼフィーロ 小西シェフ
テーマ「小西達也シェフのヨーロッパの草原から」
平成18年4月24日


 ウイキョウの爽やかな香りのスープに宝石のように美しいジュレの前菜からスタートした『リストランテ ゼフィーロ』での4月の食事会。シェフの小西達也さんはイタリアでの4年に亘る修行の後、最前線の料理を求めてスペインのエルブジへ渡ったという経歴の持ち主。伝統的なイタリア料理への理解を基に、シェフの感性をちりばめた料理の数々で組み立てられたコースには、其処此処に驚きが隠されていました。プリモのひとめ見ておいしそう!と思わせる仔羊のラグーを纏った自家製キタッラには、鮮やかなジェノヴァソースが敷かれて供されました。バジリコの香りを合わせることで、パスタの風味やラグーの力強さがより引き立つパンチの効いた一皿でした。次に登場したリゾットは、一転して帆立とハマグリの海の旨みと香りをたっぷり含んだとてもやさしい味わい。またセコンドの魚料理は、蒸し煮したスズキに桜海老の濃厚な風味と香ばしさがつまったスープを合わせて登場。魚というとシンプルに味付けしただけ、という料理が多く見られますが、この桜海老の香り詰まったスープをソースとするところがシェフの感性の光るところ。また添えられた下仁田葱のフリットは、外側サックリ、中はトロトロのおいしさ・・・味わいだけでなく食感の違いも楽しませていただきました。シェフのテクニックがもたらす個性的なソースの使い方や、食材や味わいの組み合わせの発想の豊かさに参加者一同感心と感動のため息をもらす夜となりました。

HOME

 


ict食文化企画有限会社
E-mail:apicio@ict-ict.com