お食事会報告
第32回 広尾 ピッツェリア ミッレノヴェチェント 島崎シェフ
テーマ「島崎貴裕シェフのイタリアはうまかった、カルミネ風」
平成16年1月19日


 1月の会場は、恵比寿3丁目交差点から入った通りにある『ピッツェリア 1900(=ミッレノヴェチェント)』。店内はお店の名前であるミッレノヴェチェント“1900”年代の日本家屋を使っていて、あちこちに大正時代の職人の物をつくる心意気が感じられます。今回のテーマは島崎シェフが研修先イタリアで出会った“うまかった”。それにピッツァのコースをメニューに組んでいただくことになりました。当日は、オーナーのカルミネさん自らお出迎えということもあり、なんともわくわくしたスタートでした。
 アンティパストは牛タンの煮込み ジェノヴァペースト添え。肉厚の牛タンとバジリコの香りがよく、ボリュームがあるのにさっぱりとした味わいの一皿です。
 続いてのプリモピアットは仔羊のラグーをかけたポレンタ。仔羊独特の風味を最大限に生かしたアツアツのラグーとポレンタとの組み合わせ。もう、文句なしの一品です。そして“1900風”と名づけられたピッツァは皮が薄く中が“モチッ”としていて、上にはトマトをベースにルーコラたっぷり!運ばれてくると“わぁ〜!”という歓声が上がるほど。瞬く間に参加者の胃袋に消えてしまいました。セコンドピアットは何時間も煮込んだ鶏の狩人風。煮崩れを防ぐためにピッツァ釜の横に置き、その熱を利用して加熱したというシェフの力作。フォークをいれると“ホロッ”とほぐれて、口に入れるとジューシー。思わず笑みがこぼれてしまいます。そして締めくくりのドルチェはイチゴのセミフレッド。新鮮なイチゴの酸味と香が生かされたさわやかな1品でした。
 恒例のシェフのご挨拶では終始緊張した面持ちの島崎シェフでしたが、お料理の説明になるとプロの顔に変身。言葉を選びながらやさしく丁寧に答えるその勢から、お店を作った職人さん同様の心意気を感じました。
 お料理ひとつずつを慈しんでつくられていることが感じられる、まさに“うまかった”お食事会でした。

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