お食事会報告
第21回 トラットリア インコントロ 滝シェフ
テーマ「滝美宏シェフのヴェネトの野原にウサギを見つけた」
平成14年9月10日


 朝晩の空気に秋らしい爽やかさを感じるようになった9月の始め。お月見の季節にふさわしい?ウサギがテーマのお食事会が、二子玉川のトラットリア インコントロにて開催されました。滝シェフは肉料理に関して、そしてヴェネトの食材にも精通されているシェフ。「日本人はとかく肉のやわらかさに評価を下すけれども、肉本来のウマさというのはそれだけではない」と、噛むごとに美味を感じられるヴェネト産のウサギにこだわった料理をはじめ、本場ヴェネト料理の数々を私たちに披露してくださいました。
 前菜には、まずヴェネトの秘宝がめいっぱいつまった盛り合わせが登場。イタリア産サラミの数々、生ハム、肉の旨みがぎゅうっとつまったプロシュットコットのムース、そしてヴェネトといえば・・ラディッキオのプロセッコ煮といった、日本ではなかなかお目にかかれない品々です。続いてはホタテとポルチーニをサラダ仕立てにした一品が。ソースがわりのバルサミコ酢がホタテやポルチーニの甘みと旨みに絡んで、なんとも香り高いお料理でした。
 プリモピアットには、手打ちパスタのストラッチをペヴェラーダソースというレバーや砂肝を使ったソースでいただきました。イタリア料理を勉強するうえで、このソースは非常に伝統的なものであるというシェフの説明を伺いながら、肉のもつ力強い美味さにうなずく場面も。そしていよいよウサギの登場です!ウサギの料理というと淡白な味わいのイメージが強いものでしたが、滝シェフのウサギ料理はvinoの深い味わいがつまったソースでいただき、噛めば噛むほど旨みを感じました。ウサギの新しい魅力に、参加者の方々の間では「初めての味!」「ウサギのファンになった!」との感想が交わされていました。
 ドルチェとカッフェをいただきながら、滝シェフのヴェネト料理観、肉料理に対する思いを伺い、イタリア料理は郷土料理の集まりなんだ、ということを深く心に刻みこむ一日となりました。今回の会場となったインコントロは二子玉川高島屋内にあります。二子玉川を訪れ、そして本格的なイタリア料理を楽しみたくなったら…迷わず訪ねてみてください。きっとまた新しいイタリア料理の魅力を発見できることと思います!

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