お食事会報告
第20回 トラットリア・ファビアーノ 有水シェフ
テーマ「有水シェフのカラブリアの秘宝をこの手に」
平成14年7月29日


 いよいよ夏本番!となった7月の終わり。そんな夏の日にふさわしい「カラブリア料理」がテーマのとなった会が大井町のトラットリア ファビアーノにて開催されました。
 長本さんが以前「カラブリアは唐ブリアと書く」と冗談を言われていましたが、カラブリアといえば唐辛子。そしてその唐辛子を使った保存食も数多くみられます。有水シェフは、そんな普段なかなか私たちの目にふれないようなカラブリアならではの保存食を手作りで再現。現地ならではの味を紹介してくれました。
 まずは前菜。自家製のカラブリア名物「しらすの唐辛子漬け」のブルスケッタのピリっとした辛さについついワインもはずみます。続いてのピアットは色鮮やかな前菜の盛り合わせ。その中でも、豚の頭肉で作ったというコッパ(これも自家製)はコリコリとした食感が楽しめる一品。現地ではゆで卵とサルサヴェルデを添えていただくのが伝統、ということで、今回も同じようにいただきました。プリモピアットには、カラブリアの家庭で頻繁に食べられているという豆がたっぷり入ったズッパが登場。豆の甘さとパンチェッタの風味が豊かな家庭的なやさしい味。続いて登場のパスタはうってかわって、辛い!の大合唱。カラブリア産の「ンドゥイヤ」というサラミの唐辛子漬けを使ったフジッリをいただきました。
 セコンドにはその辛さを和らげてくれるようなミントの風味が爽やかなカジキのソテー。添えられたカラブリア産赤玉ねぎ「トロペア」のソテーのとろとろした甘さに、思わずおかわりをねだる方も。最後はやはりカラブリア名物のベルガモットを使ったレモンムースで口直しをしたあと、やはり自家製のジャムをタップリつかったクロスタータでしめました。
 有水シェフは倶楽部アピーチョお食事会史上初!となる女性シェフ。現地の食材にこだわり、手に入らないものは自分で作るという手間のかかる作業もおしみません。シンプルながらも女性らしい心配りが光るとてもステキなお料理を楽しませていただいたお食事会でした。

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