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お食事会報告
第19回 チェントルーチ 須賀シェフ
テーマ「須賀シェフの21番目の州へ」
数日前までの暖かさがウソのように急に肌寒くなった5月の終わり。今回のお食事会は、オープンホヤホヤの「チェントルーチ」にて開かれました。三軒茶屋の商店街を歩いて行くと突如現れる、ガラス張りの明るい空間。須賀シェフが「コンセプトは手作り」とおっしゃる通り、店内の内装もインテリアも手作りのものが並んだとても暖かな空間です。立派なひのきの一枚板のカウンターや、木の温もりを感じる職人さんの手作りだというイスからもそんな空気が漂ってきます。 今回のテーマは須賀シェフの思いをこめて「イタリアの21番目の州へ」というタイトルになりました。シェフの根底にある思い「スローフードの精神にのっとる」という思いから、日本をイタリアの21番目の州ととらえ、食材は全て日本産の生産者がわかる食材を吟味し料理をしていく、という考えがシェフの精神。その思いは前菜の一品一品から丁寧に伝わっていきます。最初にまずいただいたのが、モッツァレッラとトマトのゼリー。トマトの酸味と甘さをぎゅっとひとつにまとまったゼリーと、フレッシュなモッツァレッラの甘さがつまった一品です。続いては築地時代のシェフの腕を感じずにいられない「魚介の冷製スパゲティ」。お刺身感覚の新鮮な魚介類と、たっぷりのカラスミがなんとも贅沢!続いては契約農家から仕入れしているという玉ねぎをじっくりと煮詰めた甘いあまーいスープ、そして栃木産の地鶏に様々な手仕事を加えた一皿(クロスティーニ、燻製、パータフィロ包み)とシェフの心と手仕事のこもった前菜の数々をいただきました。
プリモピアットも野菜とシェフの精神が主役。昔懐かしい鉄っぽい味のするにんじんとともにいただくタリアテッレ、そして季節の緑の野菜がふんだんに盛りこまれたリゾットが続きます。口直しで甘夏のグラニタのあとは、実は肉料理が大好き!という須賀シェフの思いのこもったセコンド。仙台産の豚フィレ肉のローストと、豚の血で作ったサングイナッチョの登場です。肉をこよなく愛する須賀シェフの気持ちのこもった、ロゼ色のやわらかなフィレに、「グランドメニューだとなかなかできなくて…」というサングイナッチョは、まさに絶品!でした。素材がもともと持ち合わせた味わいや力強さを全面に押し出す須賀シェフのこだわり。特に日本の食材を中心に、これからも須賀シェフの素材との対話が続いていくのでしょう。そして「チェントルーチ」のとても居心地のよい空間に、手作りというのは時間や環境にも言えるコトバであるということを感じた1日でした。 |
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