お食事会報告
第18回 トラットリア リストランテ
     オステリア 東中川シェフ
テーマ「東中川シェフの南イタリアの休暇を楽しむ」
平成14年2月23日


 寒さが身にしみる2月の夜。今回はエレガントな雰囲気がただよう、かの有名リストランテ『オステリア』を貸切にさせていただくというなんとも贅沢なお食事会となりました。普段はリストランテの空気にマッチした北イタリアの洗練されたお料理を楽しませてくださる東中川シェフですが、この日は特別に、シェフが休暇に訪れるというプーリア州の魅力を盛りこんだ、温もりある南イタリアの料理をいただきました。
 まず最初が、イタリアの季節の風物詩ともいえる『ビアンケッティ(白魚)』のマリネ。この時期にしか味わえない新鮮なビアンケッティに、シンプルにオリーブオイルとレモンで季節を感じながらいただきます。続いては東中川シェフのセンスが光る『オステリア風カプレーゼ』。カプレーゼといえばトマトとモッツァレラを使ったあまりにも有名なアンティパストですが、シェフはトマトの甘みとフレッシュさをぎゅっと閉じ込めたムースへと変身させていました。またプリモピアットには、地方性を感じる手打ちパスタが登場。プーリアの代表的なパスタである『カヴァテッリ』は、ひとつひとつ指で細めに作り上げたという、とても手間のかかった一品です。続いては『マルタリアーティ』というふぞろいな形にカットした手打ちパスタを、めずらしい乾燥ソラマメとスカンピのソースで和えていただきました。セコンドピアットは、やわらかな仔羊を黄色ピーマンとフレッシュトマトで作られた、色鮮やかなソースを添えていただきました。羊肉はイタリアでは非常によく食べられているということですが、この爽やかな野菜のソースは、羊のうまみをさらに感じさせてくれました。この後レモンのソルベをいただき、シメのドルチェは南イタリアらしいリコッタチーズを使ったドルチェ2種を楽しみました。
 この日オステリアを初めて訪れたという参加者も、リストランテの優雅で落ち着いた空気と、東中川シェフの独創性にすっかり魅入られてしまったようでした。

(報告:山内 千夏)

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