お食事会報告
第7回 マンジャペッシェ 日高シェフ・小嶋シェフ
テーマ「日高シェフ・小嶋シェフの北イタリア料理冬物語」
平成12年12月4日


 今回の食事会は、今年を締めくくるにふさわしい豪華な顔ぶれ&テーマ。南イタリアのイメージが強いシェフが、どう北イタリア料理を作っていくか。
 「私がイタリア修行から帰国したのは、11年前です。今は若いスタッフ達と一緒になって、色々チャレンジしていっています。」と、シェフによる店のスタッフ紹介から、なごやかなムードで食事会は始まりました。毎回趣向を凝らしたシェフのお料理に唸ってしまうのですが、今回特筆すべきは、力の入ったアンティパストでしょう。ウサギのツナ仕立てロビオーラチーズ添え、フランス産ムール貝の詰め物トマト煮、美味しい野菜のバーニャカウダ、色々な小魚のフリットと全4品。ウサギのツナ仕立てという変ったネーミングのついたお料理は、山地である北イタリアならではの料理だとか。海沿いではマグロでツナをつくる手法をウサギで代用し、油漬けして長期保存にたえうるようにしたものと聞いて、なるほどと納得。酸味の利いたロビオーラチーズとの相性もよく、さっぱりとした美味しさです。北イタリアの冬の代表料理でもあるバーニャカウダは、日本の珍しい旬の野菜が登場。黒大根に、紫大根、あまーいサツマイモもありました。参加者で“これはなんだろう?”なんて、バーニャカウダのオイルの入った器を囲めば、雰囲気もグット和みます。まさに日本の鍋さながら。
 そして続く小魚のフリットは、4つの漁港から魚を毎日仕入れているマンジャペッシェならではの逸品。新鮮な小魚&小エビはサクッとあがっていて、軽い塩味だけで充分美味。プリモのパニッシャも工夫が光ります。これは、イタリアでも米作地帯のポー川流域の家庭料理です。今回は、豆と米を煮たものに、うずらとカリカリパンチェッタを添え、さらに、珍しい新潟産の黒トリュフをたっぷりかけて目の前にサーブされました!ちょっと小ぶりのトリュフだけれど、存在はきちんと主張。日高シェフのこだわり通り、軽めに仕上がった贅沢な1皿となりました。そして、メインはフィナンツィェーラ。これは、日高シェフが、リストランテ山崎時代にメニューに載せていたけれども、1度もオーダーが入らなかったという思い出深い(!?)一品。鶏のトサカや、脳みそ、もつを酸味の利いたソースで煮こむ、独特の味わいが印象的でした。ドルチェは、米のムースと、トルタ・サッビオーザ、ボネの3種類。そしてエスプレッソと、大盛りあがりのプレゼント抽選会で今年最後の食事会は幕をおろしました。
 日本ならではの素材を丁寧に調理される姿勢と、スタッフとのチームワークの良さもとても印象的だった日高シェフと小嶋シェフ。21世紀には一体どんなお料理をつくってくれるのだろうか!?そんな期待を胸に抱いてしまったお食事会でした。

ワイン
ソアーヴェ クラシコDOC 97
ベルターニ社(ヴェネト州)
テラッツェ・レティケ・ディ・ソンドリオ・ガブリオーネIGT 98 
ニーノ・ネグリ社(ロンバルディア州)
レ・ラーヴェ vdt 97
ベルターニ社(ヴェネト州)
バルベーラ・ダスティDOC 97
フランコ・マルティネッティ社(ピエモンテ州)
カステル・デル・モンテDOC 96
リヴェラ社(プーリア州)
モスカート・ダスティDOCG
フォンタナ・フレッダ社(ピエモンテ州)
協力:モンテ物産
(報告:山路)

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