Tritone
トリトーネ
オーナーシェフ 大井 則男 (FICT第1期生)


 浅草。人々がカメラを構える雷門をくぐってすぐに左に曲がると、仲見世の賑わいがうそのように静かな一画。そんな場所にトリトーネはあります。「あれ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そうです。つい最近までそこはトラットリア マドンナでした。
 7年余りの営業を経て前オーナーがお店を閉める事にした時、シェフをしていた大井さんはそこに自分のお店を開くことを決心します。イタリアでの修行時代によく通った、ローマのスペイン広場の近くにあったトラットリア Tritoneは観光地にありながら、一本通りを入ったところにあるために静かで、素朴なよい料理を出すお店だったとか。今のお店とよく似た環境にあり、そして近くにあるトリトーネの噴水がお二人の思いでの場所だからとこの名前をつけられたそうです。改装された店内は、以前の趣を残しつつも壁を覆っていたワイン棚を外し、やわらかいイエローに塗り替えたことで明るさが増しました。常連のお客様が多かったことを考え、混乱が少ないように料理は前と同じ方式で、ランチはパスタランチ2種類と、夜はアラカルトのみで提供。地方にこだわらず、季節感を大切にメニューを構成しています。当日いただいたのは、ウサギづくしの前菜盛り合わせと、もっちりとした食感が独特なストロッツァプレーティというエミリア・ロマーニャの手打ち麺。いずれも滋味深い、やさしいお料理でした。


明るさが増した店内
もっちりとした食感が独特なストロッツァプレーティ



 「お店は、スタッフ1名と、FICT料理研修で同期生だった奥様ひかるさんとで切り盛りしています。白いクロスが敷かれたテーブルと、真新しい店内は一見リストランテのよう。でもシェフ曰く、「楽しく飲み食いしてもらえるお店であればいいんです。」クロスを敷くのも少し迷ったそうですが、イタリアでは、街の小さなトラットリアでもクロスを敷いてあるところが多くて、カジュアルな中にもきちんとするところは押さえる、そんなイタリア人の心意気を見習いたかったそうです。
 さて、2人のお子さんがいる大井シェフとひかるさん。奥様も動員してお店を始めるに当たって悩んだ結果、お店の奥に子供部屋を作ってしまいました。子供が店にいても、「人に預けないで自分たちの手で育てなさい」と励ましてくれるお客様も多く、ありがたい限りだそうです。もちろん、おいでになるお客様もお子様連れで構いません。ただし、悪いことをしたらしかりますけどね・・・とのこと。
 気取らずに、イタリアの味が楽しめる下町のレストラン。観音様にお参りの際は、ぜひお立ち寄りを。
住所 東京台東区浅草1-18-4 伊藤ビル1F
TEL/FAX 03-5826-0678
営業時間 11:30〜13:30 L.O
17:30〜20:00 L.O
(仮営業時間)
定休日 月曜日
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