AISイタリアソムリエ協会公認プロフェッショナルソムリエのいる店

Ristorante Sadler
リストランテ サドレル
引地 江利子 (AISイタリアソムリエ長期研修第5期生)


 昨年オープンした六本木のランドマーク“六本木ヒルズ”内にある「リストランテ サドレル」。本店のあるイタリア、ミラノから海外初出店、注目のお店です。そこで紅一点ソムリエとして活躍しているのがソムリエ長期研修第5期生の引地江利子さんです。
 イタリア料理の世界に入ったのは、実は研修に参加してから。そもそも「ワインの文化のある国で暮らしたい」が目的だったのでフランス行きも考えていたそうです。最後はイタリアワインのその土地の料理と深く結びついたところに魅力を感じ、イタリアを選んだとか。レストランでの仕事の楽しさを覚えたのも実際に研修に出てから。それからはますますイタリアワインの虜になり、研修に参加した年に見事プロフェッショナル・ソムリエのタイトルを手中に収めました。
 研修先はイタリア、ウンブリア州。休日となると仲間のソムリエのお宅でお母さんの手料理をごちそうになったり、お父さんとワインと食の関係について語りあったり。印象的だったのは、お父さんがいつも自家製のワインをタンブラーに入れて飲んでいるのを見たこと。ボルドーグラスで飲むワインとは別の、水のようなものという位置づけでしょうか。ボルドーグラスに入っているのも、タンブラーにはいっているのもワイン。その2つの間に、ワインの持つ歴史や奥の深さが見えるような気がしたそうです。土地に暮らす人たちの生活にふれることで文化とは何かと考え、そしてイタリアの食文化の懐の深さを肌で感じたそうです。
 現在サーヴィスの場を日本に移しても、楽しさは変わらないと語る引地さん。「将来どんなソムリエになりたいか」との問いに、「やはり良いサーヴィスができるようになること。それがどういうものかはすごく難しいのですが、お客様が食事を終えたとき、幸せな気持ちになってもらえる。そんなサーヴィスができたら。」

 次の質問は「ソムリエの役割とは」「まずリストランテではソムリエの役割以前にカメリエーレCAMERIERE(=給仕、ウェイター、ウェイトレス)であるということ。またソムリエとしては、ワインの文化性も的確に伝えることができること。」と言葉を選びながら答えてくれました。  インタビューを終えて、ディナー開始の準備に行く後姿には、女性らしい身のこなしの中にも凛とした輝きがありました。サーヴィスの世界では、まだまだ女性が少ないのが現状ですが、引地さんのような人がひとりでも多く活躍して欲しいと思いました。



引地ソムリエおすすめワイン
ビゾル社のプロセッコ ディ ヴァルドッビアーデネ。今のような蒸し暑い季節にはすっきりとした泡物のアペリティーボをおすすめしたいです。プロセッコはイタリアのバールなどでもみんな気軽に飲んでいて、私にとってイタリアを強く感じさせてくれるワインの1つです。

住所  東京都港区六本木6-11-1 六本木ヒルズ
六本木けやき坂通りゲートタワー3F
TEL 03-5770-3316
URL http://www.sadler.jp/
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