リストランテ アルテ・シンポジオ


 イタリアは、ロンバルディア州ミラノで修行をしたシェフ。帰国後、味にうるさくおしゃれなセンスあふれる町、神戸・夙川に2003年8月にお店を開きました。席数はカウンターも入れて20席。荻堂シェフは研修に参加する前、ブオンリコルド加盟店である“ディボ・ディバ”(京都)で修行し、西沢シェフからの強い薦めと、イタリア料理にたずさわる人間なら誰もが抱く「本場で勉強したい」という思いから第7期FICTイタリア料理研修に参加しました。傍らで微笑む奥様、紀さんも実は同期研修生。紀さんは、お料理は勿論のことテーブルコーディネートをより一層勉強されたとか。その言葉どおりお店の内装やテーブルセッテイングはいわゆるありきたりな“イタリア風”とは違いひとひねりきかせた、光るものがあります。
 夙川という土地柄はまわりのお店のクオリティが高くお客様もハイソサエティとか。『だから、勝負したかった。』と静かに語る荻堂シェフ。お店の名前の由来は“Arte(アルテ)・芸術=おいしい料理はアルテ、Simposio(シンポジオ)・饗宴=お客様が楽しめる場所。”夜のお客様は近くに住んでいるご夫婦が多く、家庭の延長線として気軽にディナーを楽しんでくれるとか。食べることが好きで、ワインが好きで、イタリアが好きな人が楽しめるお店。お店とお客様が密接な関係を築ける、そんなお店にしていきたいそうです。
 さて、お料理はランチがコースメニュー、ディナーはアラカルトのみ。仕入れる食材は毎日違うためメニューも毎日変えることが多いそうです。当日いただいたランチメニューは前菜盛り合わせ、自家製有機野菜のスパゲッティ、コチと自家製ハーブの蒸し物そしてドルチェ。ハーブをふんだんに使ったお料理は彩りが鮮やかで、目でも楽しませてくれるものばかりでした。
 さて、思い出の一皿として作っていただいたのは、なすリコッタ。ミラノ研修時代にいたリストランテ「アイモ エ ナディア」のナディアさんが細かく切った野菜を見事にまとめて一品をつくったのに感激したとか。やさしくどこか懐かしい感じを受けたのは、イタリア郷土料理をささえる基の“マンマの味”だから。満席のテーブルをひとつずつまわり、お客様とのおしゃべりを楽しんでいる様子がとても印象に残りました。

住所 兵庫県西宮市寿町5-16
夙川駅より徒歩1分 駐車場3台
TEL 0798-22-1886
定休日 火曜定休
シェフ 荻堂 桂輔(FICT第7期生)
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