並木道に面してしゃれた造りの大きな家があります。家の周りには香草の数々が植えられ、おや、そこに珍しい木が。サルデーニャ料理によく出てくるミルトです。現地イタリアでも他の地ではなかなか見つからないというのに。高橋シェフいわく「日本で偶然見つけたんですよ。」しかし、それとてこの植物を見る目を持っていなければ、庭に植えることも考えつかないでしょう。内部に目を移しても同じように、イタリア経験を思い起こさせるものが、さりげなく飾ってあります。もちろんひとつひとつにシェフの思い出がぎっしり詰まっているに違いありません。
高橋健志シェフは研修に参加する前から、故郷でリストランテを開くことを決めていました。そのためイタリア滞在中は料理の修行と共に将来開く自分の店に置きたい物をこつこつと溜めていたそうです。
「店の名前をルーチェ(光)にしたのは、この近辺が暗いので、そこの光になりたい。個性に於いても輝きたいからです。」
|