“本物の味を本物のサービスで”という2人のコンセプトは一致しています。実はこの2人同期生で、研修時代は常に携帯で連絡を取り合っていたという仲だったのです。旅行をしたり、女性をナンパしたこともあるという遊び仲間だったようですが、折に触れ、イタリア料理に対する思いなどをじっくり話し合ったそうです。
「手伝ってくれと頼まれた時は、てっきりコックとしてだと思ったんですけどね・・・」と笑う末廣マネージャー。ところが松村シェフが彼に求めたのは、マネージャーというサービスの部分での協力でした。
未経験の仕事でしたが、実際やってみるとその奥の深さに魅了され、また、自由にさせてくれるシェフの方針が、元来押さえつけられるのが苦手な彼の性格にぴたっと合い、自分の進むべき道はこれだと確信したそうです。
末廣マネージャーがイタリア食文化の伝道師になりたいと思ったきっかけもイタリア研修時代の様々な経験が根底にありました。“食べる”ことを人生のエンターテイメントと捕らえて楽しむイタリア人の豊かな生活に触れ、これを日本人に伝えたいという熱い思いが彼の完璧なサービスを目指す原動力となっています。
一方、松村シェフは、創り出すお料理で本物のイタリアを伝えます。まず1人で調理しているとは思えないメニューの豊富さにびっくりします。ピエモンテ州、トレンティーノ―アルト・アディジェ州と北部で修行した松村シェフがこだわるのは、やはり肉料理です。素材の良さだけに頼るのではなく、調理には難しい材料をいかに魅惑的な一皿に仕上げるかという醍醐味が肉料理にはあるそうです。なんとリーガロイヤルホテルの世界的に有名なコンシェルジュが3週間毎日通い続けたという逸話も!!
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