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(Liguria リグーリア州)
RISTORANTE DA Ö VITTORIO
リストランテ ダ・オー・ヴィットーリオ
リグーリアの海岸線をジェノヴァから南下していくと、レッコという名前の街につきます。これといって特徴もないようなこの街が食通家の間で知られるのは、“レッコのフォカッチャFocaccia di Recco”があるから。フォカッチャといえばオリーヴ油やローズマリーで風味をつけた平たく焼いたパンですが、ここのフォカッチャは薄い特製の生地のあいだにストラッキーノというクリーミーなチーズをはさんでパリッと焼き上げたものです。焼きたてをパリパリと音を立てながら食べてみると「なるほど、有名になることはある」と誰もが納得するでしょう。専門の職人が専用の釜で焼き上げるという、そのフォカッチャが“オー・ヴィットリオ”の名物です。そしてもうひとつの、いやもうふたりの名物が双子のオーナー、ヴィットリオ氏とジャンニ氏です。190センチ以上はあると思える巨漢に特別製の笑顔がのっかって、お客様を家庭的な雰囲気の中で温かく出迎えてくれます。
このお店が出来たのは多分1895年。多分というのはその前からフォカッチャなどの軽食を出していたからです。店の名前は食堂を始めたヴィットーリオおじいさんからとったそうです。もちろんフォカッチャの他にもリグーリアの香りのする美味しいものが一杯あります。第一はリグーリア名物の手打ちパスタ“トロフィエ”長さ3センチほどのねじれたパスタですが、ひとつのパスタが小さいだけに一人前を作るのには気の遠くなるような手間がかかります。作るのは5歳の時からのキャリアがあるおばあさん二人。バジリコのペーストと和えれば「mm本物はこうだったか」とこれも納得することうけあい。 “メスチューワ(食材紀行小麦粉の項参照)”や“エジプト豆のツィミーノ”など郷土料理の数々や、クリスマスや復活祭のめずらしい行事食もお勧めです。 ホテルもあるので、2〜3泊してオーナーファミリーと仲良しになってみれば、旅行では見られないイタリア人の生活に触れることが出来るはずです。 |
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