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(Sicilia シチリア州)
RISTORANTE MAJORE リストランテ マヨーレ
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シチリアを縦断して東に数キロ、車でなくては行きつかない小高い丘の上の小さな街キアラモンテ グルフィ。南イタリアの街らしく、昼食からお昼寝の時間は、細い路地に人影もなく、廃墟のような感じさえします。そこに時たま訪れるのが観光客の乗った大型バスです。さて、どこへ行くのでしょうか。目的地はタダひとつ、この街の名前を有名にしたリストランテ マヨーレです。
そっけない入り口から中に入るとそこはタイル張りの、何となく昔を思わせるような厨房です。決して入り口を間違えたのではありません。美味しそうなにおいをかいで、お腹をすかせてからテーブルにつくという順序になっているのです。
トラットリアらしい小さなメニューに載っているのは、サラミに豚肉の煮こごり、骨付き豚ロースの詰め物焼きなど豚肉料理のみ。数も決して多いほうではありません。
しかし、使われている材料にすべてが自家製だと知ったら、このメニュー数も納得がいくでしょう。オリーヴ油もトマトペーストも、もちろん豚肉も自家製です。豚肉から作られる生ハムやサラミは向かいの工房で作られていますので、見学をすることが出来ます。
オーナーのサルヴァトーレ氏の哲学は「数を多く作る必要は無い。ほんの少しの最高の物だけを作ればいいのだ」ナルホド。
食事をしながら、豚肉というのはこんなに変化に富んだ食材だったのかと、いまさらのように感動してしまいます。
お腹が一杯になって、ふと目を上げると、窓からツタが入り込んでいて、夕日の影がかすかに映っています。でもこんな時間に夕日なんて….なんと、窓もツタも、夕日の陰もすべて絵だったのです。この遊び心…。
ちなみに、大型観光バスの方々が目指すリストランテはお隣にあります。
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