テラッツォ
TERRAZZO

 「“ブォンリコルド”に興味があるので資料を送ってください」との連絡を受け早速お送りし、数日も経たないうちに「是非加盟したい」と即決のお返事。それでは一度食べに行こう!と目指したのは横浜「港の見える丘公園」に隣接した店「テラッツォ」です。
 お店の名前であるテラッツォとはイタリア語でテラスという意味。横浜港を一望できるロケーションもさることながら、このさわやかな緑に包まれたテラスのすばらしいことといったら、日本にいることを忘れてしまいそうな雰囲気です。
 パスタやパンは自家製という所は珍しくありませんが、なんとこのテラスにある噴水やお店の床までがお手製。それも支配人有本さんの力作です。
 シェフの新井さんの得意料理は魚、三浦の城ヶ島沖産の鮮魚を独自のルートで入荷できることもあって当然、ブォンリコルドのお皿は“アクアパッツァ”に決定です。毎朝船が港に着く頃にひいきにしている魚屋さんに連絡しおもしろそうなものがあればゲット。あとは「雑じり」の箱をつくってもらいます。「雑じり」とは開けるまでわからない新鮮な魚などが入った玉手箱。生きているようなスズキやオコゼ、逃げ出そうとしているタコやサザエ、水族館でしか見たことがない赤エイなどが入っています。
 メニューには山崎ホールマネージャーがイタリア各地で撮った写真が載っています。それもよく目にする絵葉書のような景色ではなく、日常の生活が詰め込まれているもの、ロープで吊るされた洗濯物がひしめきあう路地や市場などで、じっと眺めていると揚げ物のにおいやバイクが通り過ぎる音が聞こえてきそうです。
 「郷土料理の魅力は、その地方によって独自の文化・習慣が料理に表れているところ。うちの良い所は、まず料理にパワーがある。ただイタリアを持ってくるのではなく、スタッフ全員が受け入れて昇華したものを加えていく。それはお客様への情熱であったり、楽しませようという心であったり。シェフはその気持ちが人一倍強いので、お客様に伝わっていると思います。」と山崎マネージャー。
 オープンした1998年、横浜のイタリア料理のレベルはまだ発展途上で、メインの料理もあまり注文されずプリモピアットどまりでした。ですが、徐々に来てくれるようになった渡伊経験のあるお客様に、「イタリアよりおいしい」「イタリアで食事をしているよう」と言われて、とても励みになりましたと振り返る新井シェフ。
 ふとナプキンを見てみると手書きの楽しいイラストが。周りのテーブルにはそれぞれに違うイラスト(!)そして横には、A4の紙にワイン講座やイタリア語会話のコラムがぎっしりと書かれた、お手製のテラッツォ新聞がおいてあります。そんなところからも、お客様を楽しませたいという気持ちが溢れているのが感じられます。洗練されたロケーションとこのとっても家庭的なサービスのギャップが、お店の魅力なのでしょう。これからの季節ウェディングも集中するとか。貸切の場合もありますのでお出かけの際はご予約をおすすめします。
〒231-0801 横浜市中区新山下1-7-21
TEL:045-623-5591
定休日:火曜日
URL:http://www.hillsidegarden.jp/




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